
カカオ
こんにちは、カカオです。
今回はひろさちやさんの『「狂い」のすすめ』をレビューしていきます!
結構前に発売された本なんですけど、読むと精神的に落ち着くんですよね。
僕はもう5回以上読んでます。
目次
【レビュー】「狂い」のすすめ
総合評価★★★★☆
精神的に不安定になっている時や、モヤモヤした気持ちになった際に読むと落ち着く感じの本でした。
読み進めていくと「狂い」とはなってますし実際に

カカオ
ちょっとおかしいのでは…
と思ったりするところもあったんです。
でも言われてみると納得できるだけのエピソードが書いてありました。
世の中が変化するスピードが激しくなっていく中で、自分の価値観も揺らいできますよね。
でもこの本を読むと「自分は自分でいていいんだ」と肯定されるような気持ちになれます。
微妙だったところ
ちょっと宗教的な色合いが強いので、人によってはピンと来なかったり受け付けない方もいるかもしれません。
何を隠そう、僕は宗教には疎いのでいまいちピンとこない部分が結構ありました。
まぁ宗教と言っても仏教やキリスト教などメジャーどころなのばかり。

カカオ
変な新興宗教じゃないからそこは安心していい(笑)
この本のココが良かった
僕はこの本を読み終えた頃には、肩の力が抜けていました。
具体的に言うと
- 人生観
- 人間関係
- 仕事
これら悩みがちなジャンルとの向き合い方について、良い意味で諦めることができます。
「良い意味で」というところがポイント。
例えば「人生に目標を掲げて頑張る」なんてことは、この本では推奨されていません。
ありのままに、流れに身を任せるスタイルといった感じ。僕はそう受け取りました。
世の中はとんでもないスピードで移り変わっています。
この記事を書いている現在では、マスクをせずに外を歩いたら白い目で見られること間違いありません。
数年前には考えられない状況です。
誰がこんな世界になると予想できたでしょう。
- こんな誰にも分からない未来について考えても仕方ない
- だったら今の自分のままでいいじゃない
そんな感じ。
印象に残った文

僕は以下の文章が1番印象に残りました。
明日の心配は無用です。明日の心配をしていても、今夜、大地震で東京が潰滅するかもしれません。列車事故や自動車事故に遭って、死んでしまうかもしれないのです。
前述の通り、誰にも未来なんて分かりません。
その割に皆、未来のことを心配し過ぎていますよね。
勘違いしないで欲しいのは、じゃあ遊びまくって生きていけばいいってことじゃありません。
- もう少し肩の力を抜いてもいいんじゃね?
- 人生は「ついでに生きる」ぐらいでいいんじゃね?
ぐらいの匙加減です。
肩の力が抜けて実に良いと思いました。

カカオ
でもこの本、あまり真に受けすぎるとちょっと危険かもしれない。程良い距離感でもって読むことをオススメしたい。
こんな人におすすめ
- 人間関係で悩んでる
- 先のことを心配している
- 人生がつまらないと思っている
こういう方々にはオススメです。
自分の悩みとの心地良い距離感が掴めるはず。
また、個人的には「人生がつまらない」と感じてる方には特に向いていると思いました。
人生がつまらない、と思っているということは「人生を面白くしたい」と願い、苦しんでいるわけですよね。
そういった悩みについて「そもそも苦しむ必要ないのでは?」と思えるかもしれません。
何せ未来に何が起きるか分かりませんからね。
いきなり人生が面白くなるかもしれないし、つまらないままかもしれない。
考えても仕方のないこと。
だったらありのままの自分を受け入れて
まったり生きて行こうか。
みたいな。
『狂いのすすめ』レビュー|まとめ
この記事では、ひろさちやさんの『狂いのすすめ』についてレビューしました。
繰り返しになりますが
- 人間関係で悩んでる
- 先のことを心配している
- 人生がつまらないと思っている
こういう悩みのある方にオススメ。
付け加えると「なんか世の中おかしくね?」みたいな漠然とした疑問に対しても効果あると思いました。

カカオ
気楽に生きていこっと