
カカオ
こんにちは、カカオです。
この記事では、夢を諦めた際に生じるメリットとデメリットについて解説します。
何事にも良いところと微妙な点は付き物です。
でも前もってメリットとデメリットを把握しておくことはとても大切。
なぜなら、決断するときの判断基準になるからです。
夢を諦めるってとても迷いますよね。
それは仕方のないことですが、判断基準が分からないから余計に悩むのです。
以下から解説するメリットとデメリットを読んで、自分は何を優先するのか考えてみてください。
夢を諦めるデメリット
夢を諦めるデメリットは以下の3つです。
- 叶う可能性をゼロにしてしまう
- 精神的ダメージを受ける
- これまでやってきたことが無駄になる可能性がある
1つずつ解説していきます。
叶う可能性をゼロにしてしまう
例えば僕の場合だと、新人賞に小説を投稿しなくなったので、小説家になる可能性は無くなりました。
こんな感じで、夢を追うための行動をやめれば、叶う可能性は消えます。
もし追い続けていれば、可能性は低くともゼロではなかったはずです。
精神的ダメージを受ける
「諦める」と言葉にするのは簡単なんですけど、いざ夢や目標を諦めると凹みます。
本気であればあるほど、精神的なダメージが大きくなりますね…。

カカオ
僕は小説家を諦めたとき、とにかく辛かった……。
逆に大して落ち込まないのなら、言い方悪いんですがその程度の目標だったということ。
それはそれで構いません。
次の行動に移りやすいので、すぐに次の行動に移行したほうがいいです。
これまでやってきたことが無駄になる可能性がある
また僕の例えで恐縮なんですが、僕は30作以上の長編小説を執筆、投稿しました。
中には一次選考や二次選考を通った作品もあります。
けれど結局、賞を取ることはできませんでした。
もし小説家になっていれば、それら30作が糧になって……と思えるかもしれません。
しかし諦めてしまうと「あの30作は何だったんだ…」と感じずにはいられませんでした。
余談ですが、無駄にならない可能性もあります。
僕の場合だと、文章を書くことを苦にならなかくなりました。たくさん書いてきましたからね(苦笑
いつ、どこで、何が役に立つか分かりません。

カカオ
諦めた直後は落ち込みますが、しばらく経つと意外に役立つ時が来るかも。
夢を諦めるメリット
夢を諦めるメリットは以下の3つです。
- 新しいことを始められる
- プレッシャーから解放される
- 本気で現実と向き合える
1つずつ解説します。
新しいことを始められる
これまで夢を追うことに使っていた時間が、丸々削られることになります。
その時間的な空白を、新しいことを始めるために使えるというワケです。
何かを始めるときって
- ネットや書籍で調べ
- 実際に行動する
この2つの工程に時間がかかるんですよね。何せゼロからだから。
けれど夢を諦めることで空いた時間を充てれば、調べて行動することも可能です。
また状況次第では、受験や就活に時間を割くことになるかもしれません。
そうなった際に、空いた時間が武器になります。
プレッシャーから解放される
具体的には
- 周囲からどう思われているか
- 自分自身を許せるかどうか
この二種類のプレッシャーがあると僕は思っています。
ずっと夢を追っている自分を、家族や友人はどう思っているのか。
気にしない人もいるかもしれませんが、少なからず無言のプレッシャーとして受け取っていませんか?
さらに、なかなか目標を達成できない自分を許せない気持ちが圧となりがち(僕はそうでした)
夢を諦めれば、こういったプレッシャーから解放されます。
実際僕は、小説家になることを諦めたとき、悲しさと同時に解放感も感じていました。
何とも複雑な気分でしたね…。
本気で現実と向き合える
夢を追っていると将来や仕事、お金といった問題は先送りになりがちです。
けれど諦めることで現実と本気で向き合えます。
諦めることを考える方の中には、仕事やお金、将来といった課題を抱えているのではないでしょうか。
僕も大学時代、周囲が就活していく中で写真家を目指して撮影しまくってたとき

カカオ
これじゃヤバいかも……
と不安で仕方なかったです。
けれど写真家を諦めると、しっかり就活に向き合えました。
前述の「新しいことができる」とも繋がってますが、加えて現実を直視して行動できるのも諦めるメリットだと思います。
無駄になる可能性は気にする必要はない件

デメリットのところで特に引っかかるのは
これまでやってきたことが無駄になる可能性がある
ではないでしょうか。
あるいは「もったいない」とも言えます。
夢を追うためにかけた時間やお金を考えると、諦めにくくなっちゃいますよね。
けれど無駄になることを恐れる必要はありません。
【例】無駄を恐れるとさらに無駄を生む可能性がある話
- 時間やお金を投資したはいいものの欲しい成果が得られない
- 今後も成果は得られそうにない
こういった回収できないコストのことを、経済学ではサンクコストと言います。
例えば観に行った映画が始まってみるとつまらなかったとします。
けれどせっかくお金を払ったのに、途中で出るのはもったいない。
自宅から映画館までにかかった時間もかかっている。
そんなワケで最後まで観てみると…

カカオ
最後までつまらなかった。帰っておけばよかった…。
と、残念な結果になってしまいました。
このとき判断を鈍らせたのは
- 映画館に払ったお金
- 自宅から映画館まで行くのにかかった時間
です。
どちらも払ってしまって回収できない。これがサンクコストです。
サンクコストを気にすることなく映画館を出ていれば、カフェでゆっくり読書をすることだってできました。
あるいはさっさと家に帰ってお酒でも飲むことだって可能でしたよね。
夢を追っている場合なら以下がサンクコストとして挙げられます。
- これまでかけた時間や手間
- 注ぎ込んできたお金
これからサンクコストになり得るもの、とも言えますね…。
「もったいない」を引きずると大変なことになるかも
これまで追ってきた夢を「もったいない」を理由に追い続けるのは危険です。
時間が失われ、新しく始められたこともできなくなる可能性もあります。
年齢を重ねれば体は衰えていき、体力もなくなっていきます。
就活では年齢次第で難易度は変わってきます。
確かに途中で諦めるのは無駄になるかもしれません。
けれど無駄になることを恐がり、もったいないからと同じことを続けていくほうが危ないです。
まとめ
この記事では、夢を諦める際に生じるメリットとデメリットについて解説してきました。
デメリットを考えると夢を追い続けたい気もしますよね。
けれど
- 新しいことを始めたい
- 将来のことも考えなきゃ…
と思っている場合などは、メリットのほうを重視して新しい一歩を踏み出したほうがいいかもしれません。
今の自分の状況を踏まえ、天秤にかけて考えてみてください。